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開業医が取り組むオンライン集患・増患モデル (第1回)

美容整形外科医、歯科医師といった自由診療の収益を得ることが必要な開業医の集患・増患対策をオンラインの切り口で「開業医が取り組むオンライン集患・増患モデル」と題して2回に分けて掲載いたします。

 

世界に冠たる日本の国民皆保険。いつでも安価で受診できるすばらしい医療制度ですが、国民医療費は42兆3,644億円(平成27年度)と過去最高額を更新しているほか、国民健康保険は、2015年度の厚労省の発表では、2843億円もの赤字となっています

 

超高齢社会に突入したわが国の医療制度も、一般会計にある限りは、厳しい状況でこのままでは手詰まりになってしまう恐れがあり、保険診療に委ねてばかりはいられません。

オンラインによる集患・増患対策には、ホームページを筆頭にさまざまな施策があります。エリアマーケティングに適したものは、チラシやタウン誌などの紙媒体であることに対して、オンラインでは、遠方からの集患・増患対策になるため、自費診療に適したマーケティングになります。

現在、開業医が展開しているオンラインによる集患・増患対策には、主に下記を挙げることができます

  • ホームページの開設
  • サーチエンジン対策(自由診療では特に重要)
  • クリニックまたは医療従事者のブログ
  • ソーシャルメディアの活用
  • プレスリリースの配信
  • メールマガジンの配信
  • 健康口コミサイトの活用
  • 動画配信

 

 

1. ホームページの開設

 

現在でもホームページを解説していないクリニックがあるようですが、やはり開設すべきです。ホームページを開設する理由については、あちこちのサイトで紹介されていますので、ここでは割愛しますが、メリットだけを挙げておきます。

 

ホームページ開設の有用性

  • ・(患者側)自分にあったクリニックを見つける情報源
  • ・院長の姿勢や気持ちを伝える
  • ・認知度の向上
  • ・診療時間、休診日を伝える
  • ・診療理念を伝える
  • ・人材採用に活用
  • ・集患・増患対策

 

これらが主なところです。

 

 

 

2. サーチエンジン対策

 

主にGoogleから、関連するキーワードを入力した時に、自院サイトが上位に表示するための対策です。一般的には、SEO(Search Engine Optimization)対策といいます。

 

特に、自由診療に力を入れているクリニックは重視しています。先端医療技術や高度なテクニックを持つクリニックはサーチエンジン対策にも力を入れています。なかには、エビデンスが欠落した治療法や標榜科目として認められていない診療科目を標榜していることがありました。

 

 

3. クリニックまたは医療従事者のブログ

ブログを開設する際には、コンセプトをよく練ることが大切です。担当者は誰で更新頻度は何日で、どういうテーマで発信するか。そして、想定する閲覧者は誰なのか。

 

クリニックのホームページの中に、ブログがあると、サーチエンジンにもかかりやすくなりますが、継続することが割と難しいです。特に、ブログの記事のテーマですが、思いっきり絞り込んで、疾患啓発、花粉症情報、疾患ニュースの解説を中心にした内容が医療機関としては最適なコンテンツだと思います。あまり好ましくないものは、スタッフの雑観や妙に陽気な内容だったりすると閲覧者は、それを嫌うことも考えられます。


4. ソーシャルメディア(SNS)の活用

 

Facebook、Twitter、Instagram、LINEが、主だったSNSです。これらをクリニックが運用して集患・増患を狙うのは、かなりのテクニックが必要です。また、効果を発揮するには、それなりの時間を要します。速やかに行うには、ブログの更新とFacebookを連携からはじめて、様子を見ながら運用していくことが無難だと思います。あまりストレスにならないようにすべきでしょう。

 

 

 

5. ニュース・プレスリリースの配信

 

クリニックがプレスリリースを発信する内容には、調査結果レポートや高度な先端医療の導入など、かなり限定された内容になるかと思います。

 

ニュースリリースの内容は、休診情報、院長が受けた取材や掲載誌の案内、疾患相談会の開催、ホームページのリニュアル、先端機器の導入など、わりと自院に関することを手軽に発信することができます。ニュースリリースは、ホームページに「ニュースリリース」を設けて、適宜、情報発信することをお勧めしています。

 

 

 

 

 

 

6. メールマガジンの配信

初診時の問診票に、メールアドレスを取得すると、予約のリマインダーにも活用できます。また、一定の頻度でメールマガジンを配信することも流出を最小限にすることが期待できます。

 

メールマガジンは、ブログとあわせた展開で、ワンソース・マルチユースに徹することからはじめる。そして、反響があるようであれば、徹底していくような感じがよろしいかと思います。

 

 

7. 健康口コミサイトの活用

患者さんがクリニックを選ぶ時には、口コミを参考にする人が多いと聞き及びます。しかしながら、医療系口コミサイトには、あまり信用できるものが見当たりません。

 

また、ランキングを参考にする人は少ないと思います。「患者さんが選ぶランキング」の類は、広告として「買っている」ことに多くの人が気づいているからです。ランキングの上位は、むしろ同業者からは、疑念を持たれ、必ずしもいい結果になるとは限りません。これは、「名医」辞典のムック本の類も同じです。

 

8. 動画配信

 

動画の効果には、文字や図表よりも認識率が高いことが理由のひとつです。サイトの運営からすると、SEO効果もあります。この数年、動画の検索エンジン対策をVSEO(Video Search Engine Optimization)といい、米国では熱心に展開しています。

 

VSEOは、これから注目されてきます。重要ですので、次回に解説いたします。

 

 

 

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